WiFi6対応!小型高速ワイヤレスSSDストレージssdBOX
最近のスマホはどんどんスタイリッシュな形になっていく一方で、microSDカードなどの外部ストレージが使えないものが増えてきた。
スマホに収まりきらないデータはもちろんクラウドにアップするのも一つの手だが、高画質の写真などはサイズも大きいし、特に日本などの通信料金も高い国ではスマホから直接クラウドにアップするのも大変だ。
今回ご紹介するのはそんなときに便利な小型のワイヤレスSSDストレージ『ssdBOX』。Indiegogoで現在目標金額の900%以上、986万円以上集めているキャンペーンだ。
もくじ
多彩な機能
「オールインワン」ポータブルSSDを謳うssdBOXは機能も充実。 まずはキャンペーン動画をご覧あれ。

次世代規格の高速Wi-Fiこと現行規格の40%高速とされる「Wi-Fi 6」(802.11 ax/c/n)に対応。ワイヤレスでのデータのシェア/ストリームでも900Mb/sで可能。これを可能にするのは世界初のモバイルWi-Fi 6Eチップで低レイテンシ、高スループットが特徴の、BroadcomのBCM43684。

10台以上のデバイスと同時接続可能。これはOFDMAこと「直交周波数分割多元接続」により効率的に複数デバイスとデータのやりとりができるため。なのでssdBOXのWi-Fiに接続する友達やプロジェクト仲間と同時にファイルを閲覧を行ったりデータ共有したりできるのだ。

Android、Apple、PC用に用意される専用アプリではリアルタイムでデータ移行のモニタリングができる他、スマホやタブレット、ラップトップから簡単にssdBOX内のデータにアクセスできる。


USB-C 3.2 Gen 2×2インターフェースでの有線での書き込み読み込みスピードは最高2200MB/s。(ただし後述するが4TB以下のモデルではSSDの書き込み読み込み速度の制約から900Mb/sが上限となる。)
なおssdBOXにSDカードやUSBを差し込みボタンを押せば自動的に内容のバックアップができる。ちなみに64GBのUHS-II SDカードの内容を全てコピーするのに要する時間は僅か3~5分。上の動画ではリアルタイムでバックアップ状況の確認もできているのがおわかりだろう。

ssdCloud Set Optionを選択すると、本体の他にUSB-Cポートとイーサネットコネクタを搭載したクレードルがついてくる。

家でケーブルを繋げばパーソナルクラウドの出来上がりというわけだ。こうすれば出先からもインターネットを通じてssdBOX内のファイルにアクセスできる。

一番面積が大きな面から見てもクレジットカードサイズと小ぶりな筐体も魅力の一つ。横から見ると流石にクレジットカードほどは平べったくは無いものの、85mm x 55mm x 22 mmとポケットサイズで携帯性は高い。重さも僅かに180gだ。


こんな時に便利

1.スマホの写真・動画保存用に
私の今のメインスマホはHuawei P20pro。カメラは性能はなかなか良いのだが、microSDなどは入れることができない。しかもInstagram用に沢山写真を撮るためすぐに内蔵のストレージが一杯になってしまう。スマホで動画を沢山撮影するという方も同様だろう。
そんなときにネット接続やデータ通信容量が制限されていたら…そんなときにssdBOXがあればすぐにバックアップを取って、スマホ本体からはデータを削除してしまえばいいわけだ。
2.保存した動画の編集・閲覧
ssdBOX側に保存した動画を編集するにもよいだろう。スマホアプリからssdBOX内の動画にアクセスし、動画編集アプリで動画を開いて編集することができるのだ。
ssdBOXのストリーミング性能を活かして、撮りためた番組などを観るにも適しているだろう。ssdBOXに動画を事前に保存しておき、(ネット接続の限られる)出先や移動中に観るというわけだ。
3.デジカメ写真・動画のバックアップ用に
SDカードやUSBを差し込んでボタン一つでバックアップするという機能は、特にカメラで撮影した内容のバックアップを取るのには最適だろう。
FlashAirなどのWi-Fi機能付きSDカードではカメラからスマホやパソコンなどへのデータ転送はできる。だがデジカメで撮影した容量の大きな写真や動画でスマホの容量を圧迫するよりは、SDカードをssdBOXの中に入れ込む手間はあっても、最大4TBのストレージに安心して全部バックアップできるという安心感の方が得るものが大きいだろう。
4.テレワークにも
まとめ

容量、速度、大きさも魅力。モバイルを趣味に仕事にフル活用する人、出先で写真や動画を沢山撮影する人、などには持って来いのデバイスだろう。
Editor: Yu Ando